部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

漫画とか合唱とかUNIXとかLinuxとかについて書く日記です。

ハチミツとクローバー(羽海野チカ、集英社)

ハチミツとクローバー 1 (クイーンズコミックス―ヤングユー)

というわけで「ハチミツとクローバー」である。略して「ハチクロ」である。雑誌や本屋の漫画コーナーの店員手書きPOP等で大絶賛されていて却って読みたくなかったのだが、ずっと本屋で見ているうちにやはり少しは読んでみたくなり、一巻を買った。

ちなみに20代後半独身男であるところの僕はすでに少女漫画コーナーで「ハチクロ」や一条ゆかりの「プライド」やその他花とゆめコミックスを手にとる事に何の違和感も感じない。池袋のジュンク堂の地下一階漫画フロアの一番奥*1にはまだ10秒ぐらいしかいる事が出来ないが。

余談はさておき、ハチクロの一巻である。女の子が出てこない。男が4人ばかり、古いアパートで夜中にコロッケを食べている。大人気少女漫画だから、とりあえず「ふしぎ遊戯」とか「恋愛カタログ」とか「花より男子」のようにかわいい女の子主人公が出てくるのかと思いきや、である。

美大に通う男子大学生である真山、後輩の竹本、謎の副業を持つ怪しい7年生の森田の3人が、研究室で先生の姪である、はぐみ(通称はぐ)という少女と出会うところから本格的にこの物語は動き出す。頷いて納得しながら読んで、すぐさま残り全巻を買ってきた。これは面白いです。

まず、女の子がかわいい(こればっかりだ)。特に山田さんがかわいいと思う。野宮さんが出てきてから特に。
あと、天才でも秀才でもない人間が、友達がどんどん就職したり絵画で活躍するのを見て鬱屈してしまう(おまけに失恋する)のを描くのがすばらしいと思った。竹本君ですよ。
男子大学生の6割は竹本君だから。真山になれるのは3割、森田先輩になれるのは1割いるかどうか。
今は真山と山田さん、竹本君がクローズアップされているが、真打のはぐと森田先輩のカップル(カップルなのか)がどうなるかが気になる。ところではぐのお父さんは長野県警の捜査一課長でなかったかのか。いつのまにかはぐは天涯孤独という設定になっているようなんですが。

まあ面白いから良いかなー。

*1:ボーイズラブがいっぱいあるのだが何故か男性向けホモ漫画も同じカテゴリとして置いてある