部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

漫画とか合唱とかUNIXとかLinuxとかについて書く日記です。

ミューザ川崎市民合唱祭 続き

整理します。7月10日、日曜日のBブロックから聞きました。以下、気になった団体を列挙します。

  • 女声合唱団 Forward

一曲目の「Mundi renovatio」も素敵だったのですが、やはり2曲目の「フィガロの結婚序曲」が素晴らしかったです。早野柳三郎 作詞・編曲の日本語歌詞で、モーツァルトの名曲が「芸術だと思っていたら どうもドタバタ劇みたい」とおもしろおかしい曲になってました。これやりてー。そしてモーツァルトはやはり素晴らしい。天才だと改めて感じました。オーケストラではなくピアノ伴奏の女声合唱だからこそハーモニーがより美しく感じられたのかもしれませんが、素直に旋律の美しさを感じられました。そして歌詞面白いし。これはやりたくなりました。そして指揮の岩本達明先生、おいしいなあと思いました。

この合唱祭は、演奏前に各団体が挨拶するのですが、高校生の女の子がえらくはきはきしていて好感もてました。若い。そして明るい。部活と友達と楽しくやることが面白くて仕方が無い時期なんだろうなあ。まぶしかった。
しかし演奏はちょうどリハーサルおよび舞台への移動中だったため袖でしか聴けず。何とも言い難し。2曲目「EL GUAYABOSO」がなんか面白い曲だった。

  • Angelic Voices

中館伸一先生指揮の諸団体における、実力トップクラスの団体。銀牙-流れ星銀-の奥羽軍団でいうところのリキにあたる。ちなみにFはジョンかモス。演奏後、メンバーはなんかいまいちそうな顔をしていましたが僕には粗が全然わからんかったです。うめえ。一曲目の「Sweet Days」素晴らしい。涙出そうなくらい美しい曲だ。それを当然のように美しいものとして表現できるこの団体が素晴らしい。川崎・多摩の宝ですね。早くレコーディングとかして下さい。

  • 合唱団たまとも

演奏始まったのにステージに先生しか居なく、振り出したら男声が低音で歌いながらステージ両袖から入場。そして女声が「ぐろーりあ、いんえくせるしす、でお」とミサ祈祷文の文句をささやきながらおもむろに客席から立ち上がりステージに歩いていきます。またまた岩本達明先生だ!
ミューザ川崎はステージの高さが低いから、簡単に客席からステージに上れる事を生かした憎い演出です。
そして3曲目のガーシュウィン「I got rhythm」では指揮しながら歌い出します、岩本先生。この時の顔がまた、黒人のブルース歌手が乗り移ったようなソウルフルな歌い方、顔つきで非常に面白かった。しかし本気でやっているから狂気も感じられるくらい凄かった。もう、次に歌うのに凄くやりづらかった。

  • かながわフリーダム・シンガーズ

本日は僕が何か言う資格はございません。「第2ヴォカリーズ」に挑むならそれなりに努力は必要なのに怠ってしまいました。うう許してください・・・。
9月の本番までにはもうちょっとまともになります。。。

木下牧子の「どうしていつも」は良い曲だなあとつくづく思いました。演奏会のクロージング、オープニングにうってつけではないかと。70人で歌えてうらやましいと思いました。

  • 川崎コールグリーン

ここが今回の合唱祭で一番印象深かったです。パンフレットには「体調を崩していた常任指揮者が回復して指揮をまたしていただけることになりました」と書いてあったのですが、登場した指揮の方は片足を引きずって登場されました。またメンバーの一人は肩を借りながら入場し、椅子に座っています。かなりご高齢の方が多い(というか高齢の人しかいない)団体でしたが、歌ったのはトワ・エ・モワのデビュー曲「或る日突然」。みずみずしい恋の歌を一生懸命歌っていました。またこのときの指揮の方の笑顔が大変素敵でした。この光景を見るに至って、この団体がこのステージに上るまでに経過したであろうドラマを勝手に想像して勝手に感激してしまいました。2曲目は石川啄木の詩「初恋」に曲をつけたもので、これも良い曲でした。両方ともやりたいなあ。
そして、合唱を続けることの意義についての、一つの回答を頂いた気持ちになりました。これは素晴らしい。日本の合唱団が映画になったとしたら、今、この場面はハイライトとして使えるのでは、と思えるとても良い空間でした。

  • クール・ミルフィーユ

「てぃんさぐぬ花」が素敵でした。なんかもう、とりあえずポピュラーな曲をまじめに歌いたい気持ちになってしまいました。次回のRの演奏会ではトワ・エ・モワとかダ・カーポの曲やりたーい。

最後は全員で合同曲を歌って終了です。

しかし長かった。良い場面はたくさんありましたが分けても良いと思います。講評の先生が毎年「疲れた」と感想を漏らすのは受けねらいではなく本音ですよ。やめましょうよ疲れることは。

ではー。