孤独のグルメ(原作:久住昌之、作画:谷口ジロー、扶桑社)
- 作者: 久住昌之,谷口ジロー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2000/02
- メディア: 文庫
- 購入: 44人 クリック: 388回
- この商品を含むブログ (364件) を見る
というわけで「孤独のグルメ」です。個人輸入商を営む主人公である、井之頭五郎が一人で色々なところで食事をする、という漫画です。食べるものはぶた肉炒めライスとか、デパートの屋上の立ち食いうどんとか、鰻丼とか、様々です。決して高級料理ばかりではないし、おいしいものばかりとも(大抵はおいしいものですが)限らない食べ物を、五郎が一人で「これはうまい」とか「ぶた肉炒めと豚汁だと豚でかぶってしまった」とか考えながらひたすら食べる、という漫画です。
あらすじだけ観るとつまらなそうに見えますが、これが面白いんですよ。一人で汗かきながら焼肉食べたり、神宮球場で野球見ながら球場のカレー食べたり、雨宿りに入った山谷の定食屋で周りを気にしながらぶた肉炒めライスと豚汁たべたり。男が一人で飯屋で飯を食べる時の、所在無さが感じられて非常に楽しいです。
あとmixiにコミュニティがあって、きちんと名台詞の「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」が話題になっていて、結構ファンがいるのだと感心しました。洋食屋の店長に極めたアームロックとかも。五郎の素性が気になります。
ではー。