柴田南雄の「追分節考」
通勤時はニンテンドーDS(DSライトに非ず)でもっぱら「世界樹の迷宮」のセカンドパーティーのレベル上げに勤しんでいましたが、最近買った以下のCDをgigabeatで聴いております。
柴田南雄の「追分節考」を一曲無限ループです。冬の日本海を前にして聴きたい。
- アーティスト: 柴田南雄,東京混声合唱団,ひばり児童合唱団,法政大学アリオン・コール,お茶の水女子大学合唱団,合唱団「あらかわ」,おたまじゃくしの会,日本石油合唱団,酒井義長,田中信昭,関一郎
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1996/05/22
- メディア: CD
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指揮者のアドリブ(うちわ上げたり下げたり)によって混声8部合唱の各パートが遷移していくシアターピース(劇場での演奏に特化した演奏曲)、というだけでクラクラするのですが、テーマは民謡。非常に心揺さぶられます。
曲の構成も然る事ながら、「民謡はダサい」という旨書かれた明治時代の論文の女声による朗読(不特定多数からの無分別な批判)と、歩きながら歌われる男声の追分節(『何言ってんだバーカ』という気持ち)が交錯するあたりに、作曲者の思想が感じ取れて素敵です。僕が生まれる前から日本にはアバンギャルドな人が格好良い事をしていたのだなあと思いました。
大阪ハインリッヒ・シュッツ版のCDも購入しました(はまぞうで出てこないのでリンク貼れませんが)。gigabeatx60に入れようっと。
これ、尺八奏者に知り合いがいたら、合唱団R,F,A,M,Kなどで合同演奏でやってみたいです。マニアック過ぎるかな。
ではー。