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部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

漫画とか合唱とかUNIXとかLinuxとかについて書く日記です。

JCDA合唱の祭典2007−第8回北とぴあ合唱フェスティバル−(2007年6月10日 於:北とぴあ さくらホール)

先日の日曜日、6月10日に開催された、日本合唱指揮者協会(JCDA)主催の掲題のイベントに混声合唱団 麗鳴で参加してきました。

ホームページはこちら
http://www.jcda.or.tv/JCDAfestival/index.shtml

麗鳴の常任指揮者である中館先生がJCDAの理事をされている関係から、JCDAのイベントに麗鳴はよく参加しており今年も参加させていただく事となりました。

北とぴあ合唱フェスティバルは、8日から三日間開催されていましたが、麗鳴が参加したのは10日の
「世界の現代(いま)を聴くVol.1 〜同時代を生きる作曲家とその作品を集めて〜」
というコンサートでした。
このコンサートの出演団体が物凄い。列挙すると、

指揮=中館伸一/Pf.遠藤有子

  • 鈴優会&戸山混声合同合唱団

指揮=名島啓太

  • ヴォーカルアンサンブル≪EST≫

指揮=向井正雄

  • Combinir di Corista

指揮=松村 努/Pf.織田祥代

  • 合唱団 葡萄の樹

指揮=伊東恵司

  • Ensemble Evergreen

指揮=仁階堂 孝

  • Gaia Philharmonic Choir

指揮=松下 耕


合唱していない人にとっては「どれも知らなーい」という感じでしょうけども、有名団体がゴロゴロです。特にESTとGaiaがいっぺんに聞ける合唱コンサートなんてそうそう無いかと。

さて、麗鳴は一番手でした。一説では麗鳴が他団体の演奏を聞けるようにとのご配慮がJCDA側でしていただいたとのお話が・・・。凄く恐縮していしまいます。おかげさまで全団体の演奏聴けました。ありがたや。

で、演奏したのは、佐藤賢太郎作曲の「Agnus Dei」と「雪の思い出」です。

アメリカで活動している作曲者である事が関係しているのかどうか、日本の合唱曲ではなかなか無い和声を楽しめる合唱曲です。「雪の思い出」は『雪やこんこん あられやこんこん・・・』で始まる、あの童謡のメロディーが出てくる、耳に優しい歌です。

で、演奏の方はというと、全体的には大失敗も無く、良かったと思います。中館先生が「Agnus Dei」演奏した後小さくガッツポーズしていたのが印象的でした。
僕は歌詞間違ったりしましたけど。すみません。。。。

ただし、後から聞いた他団体の演奏が物凄く、練習への取り組み方を改めなくては、と思いました。

で、この後は他団体の演奏を聴きました。印象に残ったのは、

・司会進行の仁階堂 孝先生大健闘
・ESTの演奏が物凄い
・Gaiaの声量と松下耕先生の指揮が物凄い

でした。
まず、二階堂先生は、自身の合唱団の演奏があるにも関わらず出番の直前まで司会進行をしていました。これには拍手を贈りたいです。歌い手だったら、本番直前まで違う事をしているのは集中できなくて嫌なものです。指揮者もこれは同様だと思うので本当に偉いと思いました。

次に、ESTの演奏ですが、これは本当に物凄く良かったです。演奏した曲はキューバにゆかりのある合唱曲だったのですが、一曲めのはじめの時点で引き込まれました。凄く上手い。声量の大きさ、大人数にも関わらず声が揃っている事、ハーモニーが綺麗、引き込まれる演奏です。具合悪くて椅子にもたれ込んでいた奥さんも起き上がったほどです。音楽体験として感動的な演奏でした。

そして、全曲踊りつきなのでした。踊りながら歌うのは非常に難しいのですが、歌声は上述の通り素晴しいものでした。この感動ポイントはややマニアックですが、凄い事です。

なにより踊りが面白かったのが印象的です。お世辞にもスタイルが良いとはいえない男声陣が、「マンボ!」と叫びながら両手を上に上げてぴらぴらと振りながら踊る踊る。照れは無く真剣に楽しく表現しようとしていました。これ素晴しい事でした。

踊り、歌、ともに素晴しく、演奏後の拍手はこのコンサートで一番大きかったと思います。隣に座っていた合唱団員のT君が「合唱のコンサートでこんなに楽しいの初めて(!)だー」と言っていましたが、同感でした。

そう、コンサートは楽しいものなのです。合唱のコンサートは、素晴しかったり感動的なものはありますが、楽しいのは残念ながらあまり無いです。しかしロックや他の音楽と同じ土俵に立っているのだから楽しくてもいいはずです。

こんなに楽しかったのは、去年出演したGSOというコーラスイベント以来でした。

Gaiaは、フィリピンの合唱曲を演奏していました。声量が物凄かったです。Sopに凄い人がいたし、実力は凄いものがあるなあと思いました。

でも、すみません、松下耕先生の指揮の動きに釘付けでした。パワーボムする前の越中詩郎に似た動きをしているなあと思いました。初めて松下先生の指揮を生で観ました。すげぇ。


というように良いコンサートでした。惰性でやるような合唱団ではなく、意思を持つ合唱団が出ていたのが良かったです。

ESTも出演していた、2005年に京都で開催された「世界合唱シンポジウム」の影響はかなりあると思います。実際、ESTが演奏したのは合唱シンポジウムでアメリカの団体が演奏した曲ですし。従来の合唱スタイルからの脱却を図るJCDAの姿勢を感じられる素晴しいコンサートでした。2500円のチケット高いよーノルマ分売れねーよ、とか思っていましたが(実際売れませんでしたが)、本当に参加できて良かった。


あと終了後にステージ後片付けを手伝ったのですが、中館先生はもちろんの事、JCDA理事長の古橋先生や清水敬一先生といった合唱指揮者としてかなり凄い方々が、椅子をしまったり山台を分解したり、床マットを丸めてしまったりしているのに感動しました。本当に自らの手で作り上げているのだなあと思いました。


というわけで非常に感慨深いコンサートでした。

ではー。