おたくの娘さん(すたひろ、富士見書房)
おたくの娘さん (第1集) (角川コミックスドラゴンJr. (KCJ100-1))
- 作者: すたひろ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: コミック
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と言うわけで「おたくの娘さん」です。先日、府中まんが館を探索中に発見しました。これまで全然知らなかったのですが、店頭で見かけて非常に「良いにおい」がしたので購入しました。いやあ正解。漫画を選ぶ感覚はまだ鈍っていなかったと自画自賛です。
アパートに暮らす26歳の男の元に、娘だと名乗る9歳の女の子がある日やってきます。どうやら高校時代に付き合っていた先輩の娘らしく、一緒に暮らすことになる・・・というお話です。
こういうお話大好きなんです。昔はそうでもなかったけど年かしら。
で、良くある人情ものと違うのは、この主人公がオタクで有ることです。娘と初めて会った自分の部屋には美少女フィギアとエッチな抱き枕が散乱しています。このくだりは父娘の対面シーンとしてはかなり最低な風景です。でも、20代独身オタク男性の暮らしってこういうもんですよね。ここにはリアリティを感じました。
あと娘が可愛いです。友達とのやりとりも楽しいし、めぞん一刻みたいなアパートの管理人さん(しかし一ひねりあるキャラクターですが)や住人のキャラクターも素敵です。全体的に漫画としてこなれており、なおかつオタクという素材を客観的に扱っているのでオタクじゃない人にも間口を開放している作品と言えると思います。たぶんオタクじゃない人は買わないだろうけど。
と言うわけで非常におすすめです。「かりん」と同じくドラゴンエイジに連載されていますが、元々はwebコミックだったそうです。ちなみにこちらです。単行本収録の話が一部読めます。とりあえず読んでみてはいかがでしょう。
http://www2.tokai.or.jp/studio-HiRo/
2巻まで出ていたので買いました。これまたオタクの悪い方向が出てしまった最悪な感じで「続く」となっていますが、さあどうなることやら。楽しみです。
ではー。