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部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

漫画とか合唱とかUNIXとかLinuxとかについて書く日記です。

なにわコラリアーズ第14回演奏会(2008年5月11日、於:兵庫県立芸術文化センター)


先日の5月11日日曜日に、なにわコラリアーズ第14回演奏会を聞きに、10日から大阪、兵庫に行ってまいりました。
ついでにくいだおれツアーも敢行しましたがそれはまた別のエントリに書きます。

FZさんの提案で、FZさん、小心ぼーさん、195さん、simanbさん、ほやっちょんさんと共に東京から行ってまいりました。

会場である兵庫県立芸術文化センターに着いたのは11日の13:30ごろ。にも関わらず既に数十人の待ち行列が出来ておりましたが大ホールは殊の外広く、1階中央の良い席に6人で座ることが出来ました。

演奏を待つ間に、合唱演奏会を企画、実行する立場で見て感心した点がいくつかありました。

まず、チケット、パンフレットは一色刷りでした。チケットにはもぎり用のミシン目がなく、受付で回収する方式となっていました。さらにパンフレットも表紙込み4ページで、シンプルな物でした。

これは全国に散らばる働き盛りの男性が中心の合唱団ですから、演奏会準備の負担は小さくなるよう、また大きいホールを、おそらく午後と夜間の2枠借りていて費用もかかっているでしょうから、予算をなるべく抑えるようにと工夫していたのではないかと推察しました。

また、パンフレットの中には沢山のチラシが折り込まれていましたが、纏めてホッチキスで綴じていたのは演奏中にバサバサ落ちる事も無く、見やすくて良いアイデアだと思いました。麗鳴の演奏会ではそんなに沢山チラシがこないのでしなくても良いとは思いますが、導入を検討してみたいです。

そして肝心の演奏についてです。

■第1ステージ
昨年の全日本合唱コンクールにて衝撃を受けたトルミスの「鉄への呪い」。やはり凄いなあと思いました。
が、ホールのためか、聞いたのが2度目で慣れたためか、東京文化会館で感じた客席まで届く圧倒感はあまりありませんでした。他の演奏もそうだったので、そういうホールだったんだろうと思います。客席もほぼ満員だったので響きが吸収されたのかもしれません。 しかし凄い事には変わりありません。

■第2ステージ
千原英喜作曲の「男声合唱のための『おらしょ』」でした。
大変失礼ながら途中でちょっと眠くなりました。団員の方もこのステージだけは譜持ちの方が多く、二曲目については練習が少なかったんだろうなあ、とか邪推しました。いや、麗鳴に比べたらトータルの完成度は全然凄いんですけど!
あと作曲者の方も来場されておりましたし、色々大変だったんだろうなあと最近同じような事があったので考えてしまいました。全然そんな事は無いと思いますけど。

その後15分間の休憩がありましたが、休憩中に指揮者の伊東恵司先生と団員数名の方が出てきて幕間のイベントがありました。
伊東先生がマイクで喋っていたのですが曰く、パンフレットに記載ミスで載ってしまったシューベルトの「Die Nacht」を、予定していなかったが演奏するとの事。そうして始まった演奏は、少人数なので音量は小さめでしたがやはり上手い。フリーダムで歌ったことがある曲なのですが、声がすんごい伸びやかです。安定しているのはエースがいらっしゃるからでしょうか。羨ましいです。

■第3ステージ
アラカルトと銘打った、いろいろな曲を演奏するステージ。このステージが一番良かったです。
ゴスペラーズやダークダックスも歌ったりする、有名なビリージョエルの「The Longest Time」を指でリズム取りながら入場していました。
その後、台湾の童謡、ガーナ民謡、グルジア民謡と、当然聞いたことは無い曲ばかりでしたが司会のタカハシさん(アンジェリカとのジョイントコンサートの際もこの方が司会をしていました)の名調子と共に魅せられました。「Ronde」という曲は歌と言うよりはパフォーマンスで、途中で団員が携帯を鳴らして「あ、すんません続けてください」と言いながら退場したり、かなり面白かったです。

1ステージ、2ステージとも演奏精度は素晴らしいと思うのですが、聴いていて楽しめるのは断然、この第3ステージでした。そして、聞いていて楽しめるというのは非常に重要だと最近思っているので(マイケルジャクソンの曲をアカペラでやる動画を見つけたりして)、強くそう思いました。

■第4ステージ
慶應ワグネル出身の友人から良く紹介されていた、福永陽一郎編曲、ドヴォルザーク作曲の「ジプシーの歌」でした。
ワグネルの演奏はホームページで聴いていましたが、なにコラの演奏をこの日聴いて「こんなに良い曲だったんだ」と思いました。 あと平林知子さんというピアニストの方が恐ろしく上手いと思いました。
大学時代にこの福永先生編曲の曲集を歌った人には色々思い入れがあるのかもしれませんが、普通に素晴らしい曲として僕は聞けました。

あと4曲目の「わが母の教えたまいし歌」は麗鳴の男声で歌って全然ハモらなくてかなり切ない結果になった事がありましたが、なにコラはさすがにそんな事はなく、非常にきれいでした。

アンコールは北村協一編曲の「Reynaldo Hahnによる〈恍惚のとき〉」でした。これもワグネルの演奏を良く友人から聞かせて貰っていましたが、歌い方の全然違う感じで、とても美しかったです。これまた初めて「なんて美しい曲だ」と思いました(やまだ君ごめんね)。

あと、福永先生、北村先生が合唱のレパートリーを広げるためにオペラや歌曲の編曲集を作られたように、聴衆の心を掴むスタンダードナンバーの編曲集が今必要なんではないかと思いました。偏っているかもしれませんがファミコンとかマイケルジャクソンとかでも良いと思います。あっと言わせるような、ロックバンドに負け無いぐらい熱狂できるような体験を合唱で出来るようになれば良いなと思っています。

余談は置いておいて、アンコール演奏後はステージから団員がロビーに退場(左右から交差して出て行く)し、ロビーで2曲ほど演奏しました。この退場の仕方もとても良い演出だなあと思いました。
で、ロビーでの演奏は一曲目は聞き逃しました(Ride on Chariotだったらしいです)が、2曲目は木下牧子「夢みたものは」男声版で、非常に貴重だなあと思いました。

写真はロビーで歌うなにコラの方々と指揮をする伊東先生です。

という訳で演奏は非常に素晴らしく、演奏会準備の簡便さへの工夫も感じられる、非常に意義深い演奏会でした。なにコラは今年のコンクールは出場しないという情報がありますが、来年のコンクールには出て貰って、フリーダムか麗鳴も全国まで行って、打ち上げでお知り合いになれたら最高だなあと思います。

あと、東京からわざわざ関西まで行っている団員の方もいるようなんですが、かながわ・フリーダムシンガーズに来て貰えないかなあと思いましたが、お江戸コラリアーずの方が多いみたいなので無理かもしれません。残念。

以上です。ではー。