部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

漫画とか合唱とかUNIXとかLinuxとかについて書く日記です。

THREE Vol.2 ASIAN SOUND(2009年1月18日、於:東京芸術劇場大ホール)

昨日、1月18日に開催された、「THREE Vol.2」に行ってきました。

合唱指揮者で作曲家の松下耕さんが指揮をしている合唱団「Gaia Philharmonic Choir」、
フィリピンの合唱団「Ateneo Chamber Singers」(Jonoathan Velasco指揮)、
シンガポールの合唱団「SYC Ensemble Singers」(Jennifer Tham指揮)

の三団体によるジョイントコンサートです。松下耕さんとJonoathan Velascoさん、Jennifer Thamさんは同年代の合唱指揮者と言うことで二年前から始めたイベントだそうです。今回がVol.2ですが、Vol.1は二年前にシンガポールで開催されたとの事です。

詳細はこちら
http://gaia2001.com/index.php?topic=THREE_ja

麗鳴の練習にGaiaの方が告知に来られ、演奏会の趣旨を聞いて面白そうだと思ったのと、アマチュア合唱団で他団体とのジョイントコンサートを行うこと(しかも海外団体)と箱の大きさ(東京芸術劇場で指定席とは・・・)に演奏会運営の苦労が偲ばれてしまったので、思わずS席のチケットを買ってしまいました。

で、行ってきました。以下感想箇条書きです。

・オープニングで三カ国の合唱団が一緒になって会場中で歌う様は圧巻だった
・第一ステージの「Gaia Philharmonic Choir」は色々な合唱団の曲を歌っていたが、やっぱり松下耕さんの曲が一番良かった
・第二ステージの「Ateneo Chamber Singers」の一曲目「Et Apertum est Templum」はきれいな和声があまりない難解な曲だった
・二曲目の「To the Unnamed Light」はこの日の演奏で一番感動した。女声ソリストが旋律を歌い、女声は会場に散らばりソリストの後に旋律を繰り返し、男声はステージ上で円陣になって単音を出し続ける。やがて全員がゆっくりと回りながら歌い続ける。素晴らしい。詩が最近これで知ったタゴールだったのも興味を引かれた
・第三ステージの「SYC Ensemble Singers」は毎年新曲を様々な作曲家に委嘱しており、この日も二曲、世界初演の曲を演奏していた。演奏精度はそんなでも無かったが精力的な活動をしていると感じた。
・しかし曲は難しいのが多かった。最後に歌ったマイケル・ジャクソンの「She's Out of My Life」の編曲が一番聞きやすかった。この楽譜欲しい。
・第4ステージは三団体合同ステージだった。最後の曲「Better World」良かった。しかしアンコールが欲しかった。

という感じです。各団体意欲的な演奏が多かったように思えます。しかしもっと聞きやすいやつも聞きたかったなあとも思いました。海外の知らなかった合唱団や知らなかった曲を知れたのは良かったです。「To the Unnamed Light」はやってみたい!

そしてこのようなスケールの大きいビッグイベントを無事催行した、演奏会実行委員(パンフレットの最後にクレジットされておりました)に敬意を表したいです。どうしてもそっちに興味が湧きます。

ではー。