青春少年マガジン1978〜1983(小林まこと、講談社)
先日の日記で探していると書いた、小林まことの「青春少年マガジン」を新宿のブックファーストで見つけたので購入しました。
- 作者: 小林まこと
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/12/17
- メディア: コミック
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朝日新聞の漫画評
http://book.asahi.com/comic/TKY200901140240.html
で紹介されているのを読み、ずっと気になっていたのです。しかしあんまり売ってないですねこの本。
漫画家の小林まこと(「1・2の三四郎」や「What's Michael?」の作者)が自分の漫画家人生を振り返って描いた自伝漫画です。すなわち小林まことの「まんが道」となります。
「漫画家の描く『マイまんが道』はハズレが少ない」と漫画批評サイト「紙屋研究所」さんが書いている通りで、デビューして現在までを振り返るこの作品は大変面白いです。
著者と同期で漫画家デビューした二人の親友、小野新二と大和田夏希が次々と亡くなるくだりは、あっさりと描かれます。もっと感動的に描く事も可能だとは思いますが、本当に人が死ぬ知らせが来る時というのは、このように突然、あっさりしたものなのでしょう。自分の経験上もそうだった気がします。
また、併せて収録されたデビュー作「格闘三兄弟」を読んで今の少年マガジンやジャンプが失った熱さ*1を感じると共に、長い物語として小林まことの「まんが道」を是非、改めて描いて欲しいなあと思いました。単行本一巻では収まらない物語がきっと、色々あると思います。
ではー。