部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

漫画とか合唱とかUNIXとかLinuxとかについて書く日記です。

Solaris 10へのFirefoxインストール その2

その1の続きです。

Firefoxの日本語化

 前回でインストールができましたが、次に行うのはインターフェースの日本語化です。実はSolaris 10版のFirefoxは、OSにバンドルされているもの以外は英語版しか存在しません。

まあ、英語版でも日本語のサイトは問題なく見れますが、やはり日本語化したいところなのでしてみます。

概要

 Firefoxのインターフェースの言語は、「言語パック」というものによって決まるようです。今は英語の言語パックしかない事になりますので、日本語の言語パックを入手する事がまず必要です。

 それから、言語パックは画面上からは通常、変更できません。設定ファイルを書き換えればできますが、前回説明したtarballでのインストールだと、バージョンがあがる度に設定しなおす必要があり、面倒です。

 この解決方法として、言語パックを切り替えるアドオンである「Locale Switcher」を使用することにします。

ということで以下、手順です。

Locale Switcherをインストール

 「Locale Switcher」というアドオンをインストールします。
ここ
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/356

Firefoxでアクセスして「Add to Firefox」というボタンをクリックして後は画面に従ってインストール、Firefox再起動をすれば完了です。

日本語言語パックをインストール

 日本語の言語パックも実はOS毎に違うのですが、Solaris版というものは用意されていません。
しかし、Linux版はSolarisにもインストールできるそうで、代用としてLinux版を使えば日本語化できるのでした。

Linux版の日本語言語パックをここからダウンロードします。「ja.xpi」というファイルです。
ここ
http://releases.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/releases/latest/linux-i686/xpi/

Firefoxからアクセスしてクリックすれば、「Locale Switcher」と同様に、アドオンとしてインストールされます。その後画面の指示に従ってFirefoxを再起動すれば完了です。

日本語に切り替えてみる

 「Locale Switcher」インストール後にFirefoxのツールバー上から

" ツール " → " 言語パック "

というメニューが選択できるようになります。(最初は英語版なので英語表記です。)

さらに、ja.xpiをインストールした後は、この項目の中に「日本語」(これまた英語版のときは英語です。)が表示されますので、これを選択し、Firefoxを再起動(このときは自分で閉じてまた起動してやる)すれば、日本語のインターフェースのFirefoxが起動してきます。これで完了です。

昔のバージョンの際はもっと設定が必要だったようですが、今は便利になりました・・・。まあSolaris版が正式リリースされているならこんな苦労はしなくても良いのでしょうけども。

ちなみに手順は、こちらのWEBサイトのもろパクリです

Flashを見れるようにする(Flash Playerのインストール)

 いまどきのWEBサイトには、Flashという仕組みを使った動画や画像が良く使われています。youtubeニコニコ動画にもFlashが使われていますので、これらのサイトを楽しむためにはFlashが見れなければいけません。これを見るためにはFlash Playerというソフトウェアが必要です。

 Flash Playerは最近のパソコンには元からインストールされていると思うので、あまり気にする必要はありません。また、FirefoxにはプラグインとしてFlash Playerが用意されており、これをインストールしてやればよいのですが、Solaris版では勝手にはインストールされません。よって自分でインストールしてやる必要があります。

で、以下が手順です。

Flash Playerのダウンロード

ここ
http://get.adobe.com/jp/flashplayer/
にアクセスします。アクセスしたOSとブラウザに対応した版のFlash Playerが自動的に表示され、ダウンロードできます。
Solaris 10版Firefoxからアクセスしているのであれば、画面の表示を確かめてそのままダウンロードボタンを押せば良いですが、そうでなければオペレーティングシステムまたはブラウザの変更」をクリックし、「オペレーティングシステムを選択」というプルダウンからSolarisを選択しましょう。
その後SPARC版かx86版か、自分のマシンにあったものを選択します。ちなみに僕のマシンはx86版です*1

画面を進めていくと「flash_player_10_solaris_x86.tar.bz2」というファイルがダウンロードできます。名前はそのときの最新バージョンによって変わります。


Flash Playerのインストール

ダウンロードしたファイルをSolaris 10マシン上の適当なディレクトリにて解凍します。

/usr/sfw/bin/gtar xvfj ./flash_player_10_solaris_x86.tar.bz2

解凍後、「libflashplayer.so」になるのでこれをFirefoxのプラグイン用ディレクトリに格納します。
プラグイン用ディレクトリは、tarball版の場合はfirefoxフォルダの下の「plugins」というディレクトリになります。
その1で説明をしたやり方でインストールしているのであれば、以下のようにしてやればインストールされます。

cp ./libflashplayer.so /export/home/bata64/firefox/firefox_newest/plugins
Firefoxの再起動

一回閉じてまた起動すればOKです。
インストール確認方法は、一番簡単なのはFlashが使われているサイトにアクセスしてきちんと表示される事です。
あとはFirefoxのロケーションバー(URLを入力するところ)に

about:plugins

と入力して移動し、「Shockwave Flash」という項目があればインストールされていることが確認できます。


とりあえず以上です。需要ほとんど無い記事だと思います。自分の備忘録としてはバッチリですが・・・。

ではー。

*1:蛇足ながら書いておくと、パソコンにSolarisをインストールしているならほぼ間違いなくx86です