第68回関東合唱コンクール(2013年9月29日 於:静岡市清水文化会館 マリナート)
先日、9月29日に開催された第68回関東合唱コンクール(関東大会) 大職一般部門 室内合唱の部に、かながわフリーダム・シンガーズで出演してきました。
結果は銀賞、全日本合唱コンクール(全国大会)進出はなりませんでした。
詳細な結果は全日本合唱連盟関東支部のホームページで確認できます。
演奏曲目は
課題曲:
M1「Memento Salutis Auctor」(William Byrd 作曲)
自由曲:
「Ave maris stella」 (ALEJANDRO D. CONSOLACION II 作曲)
でした。
今回の自由曲は、ALEJANDRO D. CONSOLACION IIさんというアメリカ在住フィリピン人作曲家の未出版の曲で、作曲家に直接交渉して演奏する権利を購入したうえで演奏しました。
個人的には英語で作曲家とメールのやりとりするのは大変勉強になりました(google翻訳を使いこなすという意味で)。
Taipei Male Choirによる初演演奏は以下の通りです。
Taipei Male Choir - Ave Maris Stella (Alejandro D ...
しかし、全国大会は遠かった。演奏録音CDを当日購入できたので、買って聞いた上で振り返ってみると、
- 自由曲が難しかった
それを言ったらおしまいな気もしますが、とっても難しい曲でした。その分、良い演奏が出来た時の演奏効果は絶大のはずだったのですが、フィギュアスケートでいうと、転倒しちゃったなー、という感じでした。
オリンピック競技とかと同じで、上に行けば行くほど精密さが求められるよなー、と思いました。
- ホールにビビった
「フリーダムはチキン」と知り合いからいつも言われるのですが、音響があまり良くないところでの演奏に、委縮してしまいます。今回は私もビビってしまいました。ビビったというか、会場のマリナートでは反響が得られない感じがし、だんだん不安になってしまったのでした。
一人一人が自信をもって歌えないと、こういう時にビビってしまうんだろうなあ、と思います。
- 声が出なかった
これは個人的な反省ですが、自由曲は高い声部が多く、私は練習で何回か歌うと喉を枯らしてしまっていました。
前日までは調子が良かったのですが、当日の事前練習でやり過ぎてちょっと枯らしてしまっていました。バリトンからテナーに転向して、まだまだ未熟だなと思ってしまいました。
- 全員がそろっての練習をすることで音がとてもよくなるが、全員がそろったのは本番当日のみだった
30代が中心の一般男声合唱団の宿命かもしれませんが、とにかく人が練習に揃いません。揃ってからの練習が一番良いんですが・・・。
その他、各パートの声の揃えが悪いとか色々反省はあるのですが、それらひっくるめて「早く次のコンクールに向けた練習を始めよう!」という思いでいっぱいです。上記課題も、練習を沢山する事で解決するがいくつかあるように思えます。
それから、今回のとっても難しい自由曲を練習したおかげで、ファルセット(裏声)を混ぜた高い音を出して綺麗なハーモニーを作る感覚を学べました。そして、課題曲も自由曲もアカペラで、アンサンブルの感覚はかなり練習できたのではないかと思います。これは合唱団の財産となると思うので、これからも意識して練習していきたいと思います。
なお、今回の関東大会には毎年全国大会に進出常連の、マルベリー・クワイアおよびマルベリー・チェンバークワイアが出場しませんでした。
今回の順位表を見てもわかる通り、頭一つ抜けた団体というのはなく結構競り合いで、フリーダムとしてもかなりチャンスがあった筈の大会でした。しかし、結果は望んだ通りにはならなかったというのは残念というしかないのですが・・・。
コンクールの厳しさをしみじみと感じた大会でした。でもまたやるぞー。
ではー。