Solaris版Adobe Flash Playerのサポートが終了していました
会社のマイSolaris11.1マシンのFirefoxのバージョンが16ぐらいで止まっていたので、最新版にしとこうと以前ブログに書いた記事
http://d.hatena.ne.jp/bata64/20091110/1257832803
を参考にしながらバージョンアップをしたのですが、その流れで最新版のSolaris版Adobe Flash PlayerをインストールしようとAdobeのサイトに行ったら、なんとSolaris版Adobe Flash Playerはサポートされていない旨表示されました。
古いバージョンならダウンロードできるとの説明に従いこちらのページ
http://helpx.adobe.com/flash-player/kb/archived-flash-player-versions.html#main_Archived_versions
に移動して調べたところ、「Solaris x86 and Sparc」の「Most recent version of Flash Player supported」は「11.2.202.223」となっています。一方、
http://helpx.adobe.com/flash-player/kb/archived-flash-player-versions.html#Flash Player archives
によると本日2013年2月27日現在で「11.6.602.171」がリリースされている模様で、上記の「11.2.202.223」は2012年3月28日付でリリースされています。
つまり、昨年以降Solaris版Flash Playerはリリースされていない模様です。
Adobe Flash Playerはyoutubeやニコニコ動画などの動画をブラウザで見るために必要なソフトウェアで*1、今どきのインターネットを楽しむためには必須であると思われます。そのソフトウェアの最新版が提供されていないというのは、世間の流れから取り残されたOSになってしまったように思われ大変ショックです。今更言っても詮無い事ですが、2008年頃のOpenSolarisのムーブメントが今も続いていればこんな事にはならなかったのでは、と悔やまれてなりません。
ついでにSolarisのインターネットブラウザ事情についても言及しますと、Firefoxについては以前記事に書いた時と変わらず、Contribute版がダウンロード可能です。
Solaris版を提供していたOperaについてはバージョン10.11で提供が終わっているようです。
また、Google ChromeについてはそもそもSolaris版がありませんが、Chromiumをソースコードからビルドすれば動くのかもしれません。
現状、Solarisですぐ使える今どきのブラウザはFirefox一択となるかと思います。デスクトップ用途でSolarisを使うのは、なかなか厳しい情勢だなあと思ってしまいます。
ではー。
*1:もちろんそれだけの用途ではありませんが、代表的なのはこれらではないでしょうか