plenvのセットアップ
Perlでプログラミングをする際はCPANモジュールを使うととても便利ですが、モジュールをインストールするには管理者権限が必要だったり、失敗したときにシステム全体に影響が出たりして面倒な事があります。
これらの事を回避するためには、一般ユーザのホームディレクトリ(いわゆるローカル環境)にPerlをインストールできると便利です。
このような目的を満たすツールとしてはperlbrewがありますが、Perl Monger(Perlのすごいひと)な会社同僚に相談したところ、2014年8月現在でもっともお勧めな方法はplenvを使う事だそうですのでやり方を書いておきます。
注意事項
インストール
以下を実行。
% git clone https://github.com/tokuhirom/plenv.git ~/.plenv % echo 'export PATH="$HOME/.plenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc % echo 'eval "$(plenv init -)"' >> .bashrc % exec $SHELL -l % git clone https://github.com/tokuhirom/Perl-Build.git ~/.plenv/plugins/perl-build/
これでインストールは完了です。
使ってみる
インストール可能なPerlのバージョン確認
plenv install --list
ちなみにPerlは5.Xの「X」の数字が偶数が安定版、奇数が開発版となりますので、特段の理由が無ければ偶数のバージョンを選びましょう。
Perlのインストール
ここでは5.20.0をインストールしてみます。
plenv install 5.20.0
5.8.8とか、古いバージョンだと失敗する事があったりしますが、5.10以上だったらたぶん大丈夫(上記の会社同僚談)との事です。