Solaris 10 8/07でVNCを使ってみよう その3
Solaris 10 8/07でVNCを使ってみよう その1
Solaris 10 8/07でVNCを使ってみよう その2
の続きです。
前回で、WindowsXPのVNCクライアントからSolaris 10 8/07のVNCサーバに接続できるようになりました。
今度はGNOMEで動くJava Desktop SystemのGUIを表示させる事と、日本語入力が出来るように設定を行いたいと思います。
設定箇所は
$HOME/.vnc/xstartup
というファイルです。例に挙げているbata64ユーザだと
/export/home/bata64/.vnc/xstartup
となります。このファイルを編集します。編集前にvncserverを停止しておきましょう。
bata64% cd /export/home/bata64/.vnc bata64% vi xstartup 以下を変更 編集前 xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" & twm & 編集後 #xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" & #twm & #gnomeデスクトップを使用するための設定 exec gnome-session & #日本語変換を使用するための設定 exec /usr/bin/iiimx -iiimd &
編集後にvncserverを再度起動します。
bata64% vncserver New 'X' desktop is HOGE:1 Starting applications specified in /export/home/bata64//.vnc/xstartup Log file is /export/home/bata64//.vnc/HOGE:1.log
WindowsXPのVNCクライアントからVNCサーバにアクセスしてみます。以下のような画面が現れたら成功です。
日本語入力する際は、Ctrl+Spaceで切り替わります。
これで一通りの操作は出来ると思います。
課題は、
- VNCサーバ⇔クライアント間でクリップボードが共有できない(同様手順を試したRedhatEL3だと出来ました。)
- デスクトップがディスプレイ接続時と微妙に違う(IMEウィンドウが起動していなかったり、Sun Update Managerが見えなかったりします。iiimdの起動オプションが何か違うような気がするので要調査かと)
というものです。ネットで検索するとinetd経由で起動するような手順があったりするので、そちらで試したらどうかをそのうち調べてみたいと思います。でも当分はこれで満足かなー。
ではー。