部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

漫画とか合唱とかUNIXとかLinuxとかについて書く日記です。

plenvのセットアップ

Perlでプログラミングをする際はCPANモジュールを使うととても便利ですが、モジュールをインストールするには管理者権限が必要だったり、失敗したときにシステム全体に影響が出たりして面倒な事があります。

これらの事を回避するためには、一般ユーザのホームディレクトリ(いわゆるローカル環境)にPerlをインストールできると便利です。
このような目的を満たすツールとしてはperlbrewがありますが、Perl Monger(Perlのすごいひと)な会社同僚に相談したところ、2014年8月現在でもっともお勧めな方法はplenvを使う事だそうですのでやり方を書いておきます。

注意事項

  • Linux系(Redhat EL、CentOS)、またはUNIX系OS(Solaris11)で試しています
  • shellはbashで、環境変数は.bashrcに書かれている前提です。違う場合は適宜読み替えてください。
  • gitがインストールされている事。されていなければインストールしておきましょう。
  • 今も開発が進んでいるツールなので、ここに書いてある事が陳腐化している可能性があります。githubの該当ページを確認しましょう。

https://github.com/tokuhirom/plenv/blob/master/README.md

インストール

以下を実行。

% git clone https://github.com/tokuhirom/plenv.git ~/.plenv
% echo 'export PATH="$HOME/.plenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
% echo 'eval "$(plenv init -)"' >> .bashrc
% exec $SHELL -l
% git clone https://github.com/tokuhirom/Perl-Build.git ~/.plenv/plugins/perl-build/

これでインストールは完了です。

使ってみる

インストール可能なPerlのバージョン確認

plenv install --list

ちなみにPerlは5.Xの「X」の数字が偶数が安定版奇数が開発版となりますので、特段の理由が無ければ偶数のバージョンを選びましょう。

Perlのインストール

ここでは5.20.0をインストールしてみます。

plenv install 5.20.0

5.8.8とか、古いバージョンだと失敗する事があったりしますが、5.10以上だったらたぶん大丈夫(上記の会社同僚談)との事です。

インストールしたPerlを切り替える

plenv global 5.20.0

Perlのバージョンを確認し、5.20.0と表示される事を確認しましょう。

perl -v

なお、OS標準のPerlに戻したい場合は

plenv global system

とすれば良いです。

cpanmのインストール

CPANモジュールのインストールする時にちょう便利なツールcpanmをplenvでインストールしたPerlにインストールする事もできます。

plenv install-cpanm

ではー。