部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

漫画とか合唱とかUNIXとかLinuxとかについて書く日記です。

CSR Harmony Wireless Software Stackインストール後にリモートデスクトップ異常終了する問題とその対策

(2017年5月31日追記:この記事はWindows7での動作について書いていますが、Windows10の標準Buletoothドライバだと普通に接続できたので「CSR Harmony Wireless Software Stack」のインストールがそもそも不要でした。)

職場で愛用しているパソコン用キーボードHappy Hacking Keyboard(HHKB)」Bluetooth化して、パソコンもスマートフォンも全部HHKBを入力デバイスにしたいという要望を満たす素晴らしい製品として「USB2BT」というものがあります。

bit-trade-one.co.jp


アマゾンからも買えるみたいです。

BIT TRADE ONE USB HID Bluetooth変換アダプタキット USB2BT 組立済み ADU2B01P

BIT TRADE ONE USB HID Bluetooth変換アダプタキット USB2BT 組立済み ADU2B01P


USB接続機器を繋げるとBluetooth接続できるようにしてくれるアダプタです。秋葉原三月兎というショップで買いました。

なお、本製品のフリスクのケースに納められる仕様」という茶目っ気や、開発者のそーたさんのブログ
http://sohta02.web.fc2.com/index.html


で小学生の娘さんと共にフリスクケース用シールを自作している様子が素敵だと思っております。

さて、接続したいPCはBluetoothに対応していない機種なので、グリーンハウス社製Bluetooth用USBドングル「GH-BHDA42」

www.green-house.co.jp


グリーンハウス Bluetooth 4.0 USBアダプタ Class2 GH-BHDA42

グリーンハウス Bluetooth 4.0 USBアダプタ Class2 GH-BHDA42


を購入して接続しています。
こちらのドライバソフトはCSR Harmony Wireless Software Stack」というものなのですが、こちらをWindows7のPCにインストールするとリモートデスクトップが異常終了するようになってしまいました。リモートデスクトップは業務上よく使う機能なので使えないと困ってしまいます。

この問題、こちらで報告されているようにCSR Harmony Wireless Software Stackをアンインストールしてやれば問題は解決する事は確認しています。
リモートデスクトップクライアント(mstsc)が突然動かなくなった | 新々連打メモ

Windows 7 mstsc.exeがクラッシュする原因~ntdll.dllと0xC0000374とCSR Bluetoothスタック - 元「なんでもエンジニ屋」のダメ日記




が、そうするとドングルはWindows標準のBluetoothドライバで動作する事になりますが、私のUSB2BT経由で繋いだHHKBは標準ドライバでは認識されず、このドングルを使う限りは「CSR Harmony Wireless Software Stack」が必要と思われ、ドングルを買い替えるか職場で使う事を諦めるしかないか、と思っていました。

が、最近改めて調べてみたところ、
こちらのサイト

http://www.jessebandersen.com/2013/03/csr-harmony-software-details.html

のコメント欄で本現象の回避策を紹介している方がいらっしゃいました。曰く、

1. On Windows 8.1, when trying to make a RDP session from the computer that have installed the Stack, the RDP client crashes. Solution: Remove or Rename the file c:\Program Files\CSR\CSR Harmony Wireless Software Stack\BLEtokenCredentialProvider.dll. Looks like the Stack is able to use some bluetooth device for credentials, but that does not work with the rdp client on Windows 8.1.

との事なのでこれに従ってソフトウェアのインストール後に

C:\Program Files\CSR\CSR Harmony Wireless Software Stack\BLEtokenCredentialProvider.dll

をリネーム(ファイル名を変更する)してみたところリモートデスクトップが異常終了しなくなり、かつCSR Harmony Wireless Software Stack経由でのUSB2BTも当然ながら使える状態となりました。すげえ!どうやって突き止めたんだろう・・・。


と思ったらこのdllが悪さしている事を突き止めている人は他にもいらしたのでした。
(解決) Explorerでsambaの共有を開いたり、リモートデスクトップ接続を使ったときにクラッシュして困る - gaeeyoの日記

また、マイクロソフトのフォーラムでも議論されていました。
https://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/f9bd2aeb-7ebc-49a1-85c2-0b450acabda3/mstscexe-crashing?forum=w7itpronetworking



という事でHHKBのBluetooth化に成功しました。様子をみつつ使い倒そうと思います。

ちなみに最近、HHKB製造元であるPFUからBluetooth対応版HHKB
が発売されております。

Happy Hacking Keyboard | HHKB Professional BT | PFU


これも気になりますが、当面はUSB2BTを活用する形で行こうと思っています。

では。