部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

漫画とか合唱とかUNIXとかLinuxとかについて書く日記です。

武満徹とピート・シーガー

2年くらい前に、所属している合唱団で武満徹作曲の「風の馬」という曲を演奏したことがあります。大変美しいですが演奏するのは難しい曲でした。
で、その中に、アフリカのバンツー族に伝わる旋律であると注釈のある、「abiyoyo」という詩を繰り返し歌う部分があります。ずっとこの「abiyoyo」とは何だろうと思っていたのですが、先日ネットで調べてみたところ、同様の旋律をアメリカのフォークソング歌手(こういう肩書きで良いのだろうか)のピート・シーガー(Pete Seeger)が歌っていたことが分かりました。題名もそのままズバリ「abiyoyo」です。

さらにyoutubeで動画も見つけました。こういう旋律です。

バンジョーを弾きながら歌を歌っていますが、途中で語りも入っています。どうやら歌とお話を合わせてピート・シーガーは演奏していたようです。

さらに、これを元に絵本があるようです。題名は「abiyoyo」ですが、日本語版では「ひとくい巨人アビヨーヨー」というそうです。アマゾンでも売っていました。

ひとくい巨人アビヨーヨー (大型絵本)

ひとくい巨人アビヨーヨー (大型絵本)

アビヨーヨーという悪さをする巨人を退治するお話のようです。youtubeを検索したら、この絵本を読んでいる子供の動画を沢山見つけました。どうやらこの絵本はアメリカで結構ポピュラーである事と、アメリカにも親バカな人が沢山いる事がわかりました。

さらに絵本の日本語版の訳者は三善晃の合唱曲「遊星ひとつ」の作詩者でもある木島始でした。合唱がらみでなんだか縁があるものだと思ってしまいました。池袋のジュンク堂にでも行ったらありそうですね。読んでみたいです。

というわけで武満徹を調べていたら、何故かピート・シーガーに繋がってしまったのでした。不思議ですね。
武満徹はピート・シーガーの「abiyoyo」を元にあの旋律を書いたのでしょうか。それとも別のアプローチで見つけたのでしょうか。そういうは既に研究されている気もしますがとりあえずグーグルで検索した限りでは特にめぼしい情報は見つかりませんでした。

ではー。