部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

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新型コロナウイルス感染症流行中の合唱活動の記録(2020年5月~2022年3月)

大分間が空いてしまいましたが、2020年に書いた新型コロナウイルス感染症の流行、いわゆるコロナ禍での合唱活動の記録について、2022年3月時点で書き記しておこうと思います。

前回はこちらです。
bata64.hatenablog.jp

所属している合唱団について

混声合唱団 R

男声合唱団 F

  • 団の運営メンバーを務めている
  • 神奈川県川崎市で活動

2020年5月~8月

混声合唱団 R、男声合唱団 Fともに依然として活動は休止。運営メンバーとはZoomで適宜ミーティングを行い活動方針の検討を行った。
混声合唱団 Rの方ではZoomを用いたオンライン練習の実施を模索し、8月ごろにお試しでZoomでのオンライン懇談会を経てオンライン練習を開始した。開始にあたっては、練習計画、団員からの参加費、指揮者、ピアニストへの謝礼といったお金関係のやりとり、金額をどうするか?といった点について前例が無いため色々と模索した。

一方、男声合唱団 Fではオンライン練習は実現しなかった。オンライン練習の捉え方はRでは「どんな活動でもできるならやってみよう」、Fでは「会場での練習のようにはできないからやりたくない」というのが主な意見で、合唱団によって違うものだと興味深かった。

オンライン練習は自宅から参加することになるが、自宅で歌える環境(騒音で近所迷惑になる心配が無い、家族への配慮をしなくてもよい、など)にある人しか歌えない。また、Zoomの特性上、同タイミングで声を出せない(必ずズレる)のでハーモニーは作れない。
よって、指揮者の指導に合わせて一人ずつ歌い、他の歌えるメンバーはそれに合わせて自宅で歌うという進め方、あるいは和声学に関する座学の講習、というメニューで練習を進めた。
後半はやることに詰まりが来ていて正直飽きていた人も少なくない気がしたが、Rのメンバーはそれでも積極的に参加してくれた。

2020年9月 ~ 2021年5月

混声合唱団 R、男声合唱団 Fともにそろそろ会場練習を再開しよう、という機運が高まるが、会場に集まる事への懸念が合唱団員や指揮者にあり、希望者はZoomから参加できるように配慮(指揮者も含む)するため、会場にはノートPCとマイクを持ち込み中継をする事に。かくしてZoomでの合唱中継に関するノウハウを蓄積し続ける日々が始まった。

参考:
bata64.hatenablog.jp


練習再開にあたってはRについては従来は毎週練習していたのを月2回、かつ時間も短縮して開催する事にした。ここでも参加費や謝礼をどうするか?という点が、前例のない中模索するのが大変だった。

あと、対面でのコミュニケーションができない中での運営メンバーのミーティング、メールでのやりとりが続く中で大小さまざまな揉め事が起きたが、会場練習が再開して会う機会ができると少しずつ解消していった。コロナ禍で溜まったフラストレーション(思うように歌えない、外出できない事によると思われる)が原因であったと思う。自分自身も今思うと驚くほどイラついていた。
Zoomでのオンラインミーティングは対面でのミーティングと同等にコミュニケーションができる、と当初は思っていたが、ミーティングを重ねる度に十分なコミュニケーションが取れてない場面が増え、どうも違うらしい、という感想を持つようになった。従来の持論である「メールだけで打ち合わせしてるとそのうち揉める」というのにはオンラインミーティングも該当するように思われた。できる限り直接会って意思疎通を行い、メールやZoomはその補完、補助として利用するのが望ましいように思われる。

なお、R,Fともに緊急事態宣言下では会場練習は行わない事とした(この基準を定めるための議論も色々と大変だった・・・)ので、発令されるたびにお休み(Rの場合はオンライン練習に切り替え)、延長されたら再開も延期、という事になった。
今となっては「もう仕方ないな~」くらいの気持ちになっているが、この頃はせっかく計画した会場練習が中止となったり再開がなかなかできない事に都度都度落胆し、フラストレーションをためていた・・・。

2021年6月~9月

男声合唱団 Fは緊急事態宣言解除を待って会場練習を1 ~ 2回実施した上で、従来出場していた神奈川県合唱祭およびミューザ川崎市民合唱祭に出場。かなりのブランクが空いた上での本番の出来栄えは決して満足のいくものでは無かったが、とにかく久しぶりの本番は楽しかった。
このまま8月も、従来出場していた神奈川県合唱コンクールにも出場しよう!という機運が高まったが、再度緊急事態宣言が発令される。運営メンバーで話し合った結果、賛否両方とも出たが、出場を見合わせる事に決定。一度参加するつもりだったイベントをあきらめるのは辛かった。そして活動が出来ていなくて活動費の徴収もままならない中で、払い込んだ本番参加費を諦める(自己都合で辞退の場合主催者から返還されない)のも団の会計収支的にキツかった。

混声合唱団 Rは緊急事態宣言発令下ではオンライン練習、解除されたら月2回の会場練習、という体制で淡々と練習を続ける。

2021年10月 ~ 2022年3月

緊急事態宣言が終了し、以降は休止することなく会場練習をコンスタントに続けることができるようになった。
男声合唱団 Fは2022年2月に開催される本番に出場できた。
混声合唱団 Rは2022年4月からは月2回から毎週へ練習開催頻度を増やす(平時と同じにする)事の検討を開始、現在に至る。

R、Fともに参加メンバーは減少。参加を見合わせる理由は必ずしもコロナ禍に関係が無い人も多かったが、大元の原因は新型コロナウイルスではないかと個人的には思う。コロナ禍でしばらく活動が無い事で、なんとなく毎回参加していた合唱活動への意欲が失われた(あるいは別の趣味を見つけた)、コロナ禍での色々なストレスで合唱活動を行う心身の余裕がなくなってしまった、など・・・。
戻ってくるメンバーはいるのかどうかは現時点ではわからないが、運営する側としては悲しいが戻ってこない場合を想定しておかなければならない。

では。