100Mジャンパー(高橋陽一、集英社)
- 作者: 高橋陽一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1986/02
- メディア: 新書
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「キャプテン翼」「ハングリーハート」でおなじみの高橋陽一の短編集である。スポーツしている元気な少年が苦難に耐えて頑張って勝利を掴み、元気な女の子と仲良くなる、という一貫したテーマの物語が集まっている。というか全部同じパターンじゃないかと思ってしまった。
しかし勝利したときの笑顔とか、登場人物の台詞回し等からにじみ出るマヌケな空気は間違いなく高橋陽一作品である。読切版「キャプテン翼」が載っているのも素敵。
表題作の「100Mジャンパー」は、スキージャンプに青春を賭けた少年が主人公の物語である。頑張って、最終的に100メートル飛んで大会で優勝する。幼馴染の女の子とも仲良くなる。ちなみに「ボクは岬太郎」という単行本に「100Mジャンパー」の続編が収録されているのでぜひ読んでみよう。
- 作者: 高橋陽一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1987/12
- メディア: 新書
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色々スポーツ漫画を描いて、「やっぱりサッカーが一番いい」と思ったのかはわからないが、もし「ジャンプスキーが一番だ」と作者が思っていたら、「キャプテン翼」の代わりに「100Mジャンパー」がヒットして、ジャンプスキーが流行ってサッカーは今ほど普及しなかったかもしれない、と無理やり想像して思いを馳せると感慨深い。