うさぎドロップ(宇仁田ゆみ、祥伝社)
- 作者: 宇仁田ゆみ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2007/02/08
- メディア: コミック
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というわけでうさぎドロップです。2巻が出ていたので買ったので、終わっていないですが感想を書きます。
死んだ爺さんの葬式に現れた、「りん」という爺さんの隠し子(6歳女の子、母親は不明)を、厄介がって面倒見ようとしない親戚連中に嫌気がさした大吉(30代独身男)が引き取ってはじまる、りんと大吉の子育てストーリーです。
大吉は服飾メーカーでバリバリ働いている普通のサラリーマン(残業多め)ですが、りんと一緒に暮らすようになり、保育園に迎えに行ったりご飯を食べさせる必要があるため、残業のない部署への異動を上司に頼み、異動します。この結果職場の仲間から陰口を言われたりします。独身男性である大吉の描写がリアルです。世知辛いサラリーマン生活の中に現れた6歳児によって大吉の生活が変わって行くのが素晴らしいです。
初めはギクシャクしていた大吉の両親が、りんと打ち解けていくのは救いです。話の持って行き方次第では非常に重い話になりますが、ぎりぎりで楽しくしています。
大吉はりんと暮らしながら母親を探し、見つけますが・・・・。というのが2巻までの話です。僕は結構、漫画の先の展開が読めると自認しているのですが、これはこれからどうなるのか分かりません。凄く楽しみです。この作者の作品の中でもかなりハードな物語ですが、最後はハッピーエンドになる事を信じます。子供がらみで辛い話は嫌だしー。