秋葉原無差別殺傷事件について
すごい事件でしたね。場所が秋葉原だけに周りに「bata危なかったんじゃないの」と言われました。そんなに頻繁に通ってないですから!
とはいえ当日は北とぴあ合唱フェスティバルに向かうため(これの感想はまた別に書きます)電車で通り過ぎはしたのでした。近いよなあ。
さて、この事件に関連して、犯人が勤めていた会社に勤務するお父様を持つ方がブログに記事を書いていたのを見つけて拝見したのですが、大変感心したので紹介いたします。
【秋葉原無差別殺傷】人間までカンバン方式
http://d.hatena.ne.jp/boiledema/20080610#1213114352
期間工は契約更新しない形で順次数を減らすということ。 最終的には、正社員以外はすべて解雇する。 理由は、原油高による材料費高騰。しかも国内需要も伸びないので、引き続き好調な海外需要については、人件費コストの安い海外工場で生産する。 なんというか、これがトヨタのやり方か。トヨタの経営方針、在庫を抱えず、下請けからすぐに必要な分だけ部品を取り寄せるカンバン方式というのが有名だけど、 まさに、人間までカンバン方式なのだ。 自分たちが、労働者を買い叩いたせいで、若年層を中心に収入が減り、国内需要が減ってしまったら、海外市場は好調なのでとっとと生産拠点を海外に移転してしまう。
労働組合が正社員を手厚くしたので、コストダウンのために保護しなくて良い派遣社員という制度だとか、
派遣社員が問題視されると海外に拠点を移すトヨタの姿勢とか、
「人間までカンバン方式」という言葉とか、
家族を支えることも出来ない生活で希望も持てないのはきついとか、
トヨタは高利益上げるのは良いけど周りの影響考えてなかったんじゃないかとか、
企業には高利益上げたら貧しい人を助けるというノブレスオブリージュ(「高貴な義務」)が課せられても良いんじゃないかとか、
大変色々考えてしまいました。この犯人が許されるわけでは決してありませんが、原因の一つに過酷な待遇もあるのではと思いました。
トヨタなどの大企業に都合の悪いニュースは掲載すると高い広告料を払ってくれなくなるのを恐れて新聞、テレビといった大マスコミは報道しないとまことしやかに語られますが、多分合っている気がします。
そんな大マスコミに関係ない市井の人からこのような記事が広く伝わるのは素晴らしいことだと改めて思いました。
この方の他のエントリ見ると、本当に普通の人みたいです。いろいろ大変みたいですけども、とりあえずはてなポイントを送ってしまいましたよ。
ではー。