部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

漫画とか合唱とかUNIXとかLinuxとかについて書く日記です。

宇仁田ゆみ作品集「男女」(宇仁田ゆみ、白泉社)

男女―宇仁田ゆみ作品集 (ジェッツコミックス)

男女―宇仁田ゆみ作品集 (ジェッツコミックス)

先日、武蔵境のイトーヨーカドー前にてヒーローショーをやっており、奥さんと一緒に観ておりました。確か獣拳戦隊ゲキレンジャーだったような。着ぐるみのヒーローと、怪人が戦って、司会のお姉さんがいて、着ぐるみじゃない怪人が子供やお父さん、お母さんに絡んでみたりして、そして終わった後はサイン&握手会ですよ。子供の頃行ったのと変わらないなーと思いました。

それを観ていて思い出したのがこの漫画です。「ハレエション」という、ヒーローショーを描いた短編が収録されています。

町工場で働きつつ、土日はヒーローショーのピンク役をやっている相田(20代男)が主人公です。相田の職場には、エリコさんという、綺麗だが態度は冷たい事務の女性がおりますが、会話はあまりありません。ところがある日、ヒーローショーの新しいお姉さん役としてエリコさんがやってきて、職場では見せない表情を見せるので相田は困惑する、というお話です。

宇仁田ゆみの短編は、大概ハッピーエンドなので安心して読めます。なにしろ女の子がかわいいです。この「ハレエション」もそうだし、「コイコイ」(この単行本に収録されています)に出てくる、まりお(短大生、女)はかわいいです。洗濯物はハンガーから直で着るし。

登場人物がみんな秀麗な容姿なのは仕方がないとして、人物の描き方が、実際にいるように思わせるのでこの作者はうまいと思います。セックスもしちゃうし、中学生が読むライトノベルとかでは描かれない、人間関係があります。女の子と付き合うにはこういうやりとりしないといけないんですよ。これでもフィクションだから楽観的なんですけど。

最近は子供を描いた作品が多い(「よにんぐらし」とか「うさぎドロップ」とか)ですが、こういう若い男女の恋愛話も好きなので書いて欲しいなあと少し思います。

ではー。