部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

漫画とか合唱とかUNIXとかLinuxとかについて書く日記です。

ノートパソコンのDVDドライブ交換に挑戦 その2

前回の続きです。
その1 http://d.hatena.ne.jp/bata64/20080901/1220269267

ノートパソコン(dynabook SS MX/190DR)のDVDマルチドライブを交換する事にした訳ですが、先月のお小遣いでは購入が出来なかったので、お小遣いが入る翌月10月まで待ち、その上で秋葉原に行き、Panasonic UJ-842を購入してきました。

で、早速交換を、と思ったのですがここで思わぬトラブル発生です。dynabook背面のDVDドライブを止めているネジの頭をドライバーでなめてしまい(ネジ穴が壊れてしまった)、DVDドライブを取り出せなくなってしまいました。

あわてて島忠*1に行きネジすべり止め液vessel製のきちんとしたドライバー(+の0番)を買ってきて、なんとかなめたネジを回すことが出来ました。
今までは安いドライバーセットでネジを回していたのですが、錆びて欠けてしまっており、なめてしまった遠因となったようです。「工具は良いものを用意すべき」と言う鉄則を痛感しました。

さて、ネジを回すことに成功し、やっとDVDドライブ交換作業を開始します。

1.DVDドライブを取り外す
東芝のホームページdynabook SS MX/190DRのマニュアルをPDFファイルを入手してDVDドライブの取り外し方を確認しまし、以下の手順を実行しました。

    1. ACアダプタおよびバッテリをPCから取り外す
    2. PC背面のHDD格納場所のフタを開ける
    3. DVDドライブを固定している背面のネジを外す(『F10』と『B4』と記させている二箇所)
    4. HDD取り付け位置からDVDドライブを押し出す

上記手順実行後の愛機はこんな感じです。右側の銀紙に包まれている物体がHDDです。この左側にDVDドライブが格納されています。

2.新しいDVDドライブを取り付ける
次に新しいDVDドライブを取り付けます。手順は以下の通りです。

    1. 取り出したDVDドライブから取り付け金具を外す
    2. 新しいDVDドライブに取り付け金具を付ける
    3. DVDドライブをスロットに挿入する
    4. ネジを止める
    5. ACアダプタおよびバッテリをPCに取り付ける

取り出したDVDドライブ(UJ-822:右側)と新DVDドライブ(UJ-842:左側)です。取り付け金具を交換済みの状態です。

この出っ張っている部分が取り付け金具です。スロットに入れるとき、取り付け金具がPC内部で引っかかりやすいのでちょっとコツがいりました。

3.BIOSが認識するか確認
ここからは有名な
スリムドライブまとめサイト
と、ここから辿れる
主人と奴隷
を参考にしました(というかまったく同じ方法を使わせていただきました)。

まずPCの電源を投入し、OSからDVDドライブが認識できるか確認します。
結果は・・・駄目でした。起動時に「IDE #1 ERROR」と表示され、OS起動後はDVDドライブが認識されません。
UJ-822は「セカンダリマスタ」として認識されていたので、UJ-842がマスタであれば問題なく認識されたはずですが、残念ながら違う設定だったようです。
教えてgooを拾い読みしたら「panasonicのスリムドライブは全部ケーブルセレクトで出荷されるからほっといても認識する」とあったのでPanasonic製のドライブを探して買ったのに・・・。
仕方が無いので次の段階に進みます。
上記サイトによると、スリムドライブのマスター、スレーブ設定は

  • 47pinを絶縁
  • 47pinをGNDに短絡

のいずれかで切り替わるとの事です。なので順番に試してみる事にします。

4.47pinを絶縁
DVDドライブのコネクタ部の47pinを絶縁してみます。手順は以下の通りです。

    1. ドライブ上部(ラベルが貼ってある方)を固定しているネジ3箇所を外してフタを開ける
    2. セロハンテープを47pinが隠れるように貼り付ける
    3. フタを閉めてネジを締める

セロハンテープを細かく切り、ちょうど47pinだけ隠れるようにしてやり、コネクタに貼り付けます。
こう書くと簡単に見えますが、テープがとても小さくなり手先が器用でない私は苦労しました。
具体的なやり方は主人と奴隷
に記載の通りです。

5.BIOSが認識するか確認
PCの電源を投入し、OSからDVDドライブが認識できるか確認したが結果は変わらず、起動時に「IDE #1 ERROR」と表示され、OS起動後はDVDドライブが認識されません。

いよいよ最後の手段です。

6.47pinと45pinを短絡(ショート)
45pinと47pinを短絡します。43-46,48pinはGNDになっているそうですが47pinに一番近いのは、隣の45pinだからです。手順は以下の通りです。

    1. ドライブ上部(ラベルが貼ってある方)を固定しているネジ3箇所を外してフタを開ける
    2. 取り出したUJ-822の横に張り付いているアルミテープを切り取る
    3. アルミテープを47pinと45pinに接するように貼り付ける
    4. フタを閉めてネジを締める

UJ-822にアルミテープが貼り付けてあったので、これを使いました。ダイソーに買いに行かずに済んで良かったです。

7.BIOSが認識するか確認

OS起動させたところ、今度はIDEエラーが出ませんでした。XPのデバイスマネージャで確認したところ、正常にDVDドライブが認識されていました。やったね!
試しに友人から借りた「The World of GOLDEN EGGS」のDVDを再生してみましたがきちんと再生されました。問題ないようです。

以上が交換手順です。モバイルしたときにテープがはがれないかちょっと心配ですが、まあ大丈夫でしょう。
dynabook SS MX/190DRは比較的DVDドライブが取り出しやすいので助かりましたが、取り出すのにキーボードやら何やら外さないといけない場合もマシンによってはあるかもしれません。dynabook SSの最新機種であるRXは取り出すのがかなり大変そうです。それ以外はこの手順でいけると思いますのでおためしください(何の保証もありませんが)。
サポートの終了していない機種をお持ちで自信のない方は、お金払ってメーカーに修理して貰う方が確実です。
お金もなくサポートの終了した古い機種を持っていてファミコンロッキーでいうところの「やってみなくちゃ、わからないぜ!」精神のある方はやってみたらいかがでしょうか。

ではー。

*1:北海道で言ったらホーマックみたいなホームセンター