部屋を掃除したら漫画が沢山出てきたので書く日記

漫画とか合唱とかUNIXとかLinuxとかについて書く日記です。

Solarisについて

ここしばらく、1ヶ月に二、三回くらいしかブログの更新をしていませんでしたが、もうちょっと頻度を上げようと思います。で、とりあえず書いてみます。


私はサン・マイクロシステムズ(Sun)という会社が提供していたSolarisというOSが好きです。

その所為もあってSunのファンなのですが、Sunは先日Oracleという会社に買収されてしまいました。
先週末には、用賀にあるSun日本法人のビルから社名ロゴのネオンサインが取り外されたそうで、とても寂しく感じています。

さて、Solarisはコンピューターシステムを動かしているサーバに主に使われる業務用のOSですが、一般の人向けに無料で提供されている、OpenSolarisというバージョンもあります。一番最新の機能はまず、OpenSolarisに取り入れられ、そこで評価されたのち業務用バージョンに採用されるので、無料で最先端の機能が使える事になります。私も会社の検証マシンにインストールして遊んでおります。

しかしこのOpenSolarisも、会社がOracleに変わってからちっとも新しい動きが無いという事で利用者やSun意外の組織から参加していた開発者の間で騒ぎになっています。

もしかしたらOracle製ではない亜流のOpenSolarisが別の組織から出る事態になりそうで、揉めています。

僕はSolarisが好きですが、そういう人が今や多くは無い事も知っているので、分裂騒動は少ないパイの取り合いのようなもので、更に利用者が減ってしまうのではないか、と心配に思っています。


オープンソースのOSで主流なのは何と言ってもLinuxですが、全盛期に様々な大規模システムに投入されて改良が加えられた結果、素晴らしく頑丈なOSとなり、意欲的な新機能がどんどん採り入れられていったSolarisには頑張って欲しいものですが、主導権を持っているOracleがアクションしなければどうしようもありません。悲しいですが、もしも開発中止になった場合は使う事を止めなければなりません。


個人でSolarisを使うというのは何といっても好きだから、という理由が一番ですが、システムエンジニアという仕事をする以上、常に関連技術に触れて勉強しておかねば、という側面も確かにあるのです。


でも、Solarisが衰退して仕事で扱うのがLinuxその他のOSになるのであれば、そちらを勉強する事を考えねばなりません。悲しいですが・・・。

ではー。